springkunのブログ

日本国内の温泉やストリートピアノ を探し回り、そこでの記録を書いています。

元ミニマリストが考える、「不安になると物を買うメカニズム」

 

 

盆休みはセブ島の動画を見ながら家で過ごしていました

 

 

 

ミニマリスト担当のツジですよろしくお願いします。

 

新興宗教ミニマリスト教」。よく言われる教えについて、ミニマリスト経験をもとに紐解いていきます。今回は心の安定と購入欲について。

ミニマリストになると不安から解き放たれる」

ってやつです。筆者には理解できません。というか、経緯が足りてないですね。それを空・雲・傘な感じに考察していきます。

 

 

そもそも、不安の原因は何か。

 

不安の反対は安定ですね。ゆえに、不安とは、「安定していない状態」といえます。デキの悪いジェンガしかり、オワタ式ロックマンしかり、はじめての包丁さばき、ペーパードライバーの運転…別の表現をするなら、「ブレたり、揺れ動いている状態」といえるでしょう。特に精神においてです。

どちらが良いかといえば、おおよそ察しはつきます。

 

では、不安から脱却するために必要なことは何か。

右によれば左に戻す、足りなければ足すといった調整する行為だと筆者は考えています。デキの悪いジェンガを想像していただくと、安定させるための行動の意味はご理解頂けると思います。

しかし、世の中ジェンガのように単純ではありません。今回は、ミニマリストカテゴリなので、物を買う場合の側面から考えていきます。物の無い不安に対してのアプローチです。

 

 

 

物を買うという行為は何か。

多くの場合、その物が必要だからになります。洗剤きらせばスーパーや薬局に行くし、ガソリンきらせば給油します。

しかし、店側も購入意欲を誘う配置をしてます。安い価格でお菓子や便利グッズを置いてみたり、スタンドには自販機やカーアクセサリーを置いたりしてます。

つい買ってしまいますね、筆者にも経験があります。

この買い方、「必要だから買う」とは違う買い方をしていることはお分かりでしょうか。「つい買ってしまった」「あったら便利そうだから」で買っています。本来買うつもりではなかったものです。洗剤のストックを必要量より多く買ってしまったり、ついお菓子を買ってしまったり、割高なのに自販機でコーヒー買ってしまったり…

 

この行為、一種の快楽だそうです。「無いから買う」という修正から離れて、「買うことで落ち着く」快楽に引っ張られています。

そして、快楽は時に依存を招きます。こういう話をすると筆者のクソ上司に「買い物が快楽であり依存という繋がりが分からない」なんてほざきます。

ちなみにうちのクソ上司はイライラすると喫煙所に籠もりがちになり、ブランド品で武装してきます。上司としての行動で解決したケースがろくにありません。正しい行動ではなく物で解決しようとした典型的な例です。

原因を自分ではなく、他者、あるいは物に委ねてしまったゆえの行為といえるでしょう。

 

買い物が快楽になる。言い方を変えると、不安感を感じた時、そこから抜け出すために何かを頼ろうとする行為、それに人間は買い物を選びがちだということです。何かを買うことで得られるものがあるのでしょう。それは物の価値に比例するのではなく、得るという行為そのものに意味がありそうです。

 

簡単ですよね、洗剤を多めに買うだけで不安が和らぐなら。でも、実際はそうではありません。解決しない上、むしろ繰り返せば繰り返すほど、どつぼにハマります。これが依存へと繋がる連鎖です。

「買わなきゃ。買わなきゃいけない」

タバコ依存や酒依存、薬物依存、水依存なんかもありますね。もっと言えば、恋愛依存もありますし、買い物依存も存在します。これら、多くは金出せば解決したり、水を飲んだりSNSで解決してしまいます。手の出しやすさと深い依存に陥る要因は繋がっているようです。

 

不安を解消するのは、文字通り「解く、消す」行為です。不安になると何かを得ようとしますが、「得る、増やす」では解決できないのです。喉の渇きを癒すために水を得ようとする感覚と一緒にしがちですが、何事も相応の量が存在します。水中毒だとこうなりますね。

 

洗剤で言えば「あとどれくらいで無くなるか分からないからとりあえず買っとこう」ですね。「このくらいになったら買えばいい」という感覚が分からないのです。購入ラインが分かっていればとりあえずにはなりません。

 

ここで初めてミニマリストという言葉を出します。お待たせしました。

ミニマリストは物を少なく持つ考えです。物の管理にだけ言えば、とてもイージーになります。物の流れを把握しやすいのです。さらに、出す行為の重要さもよく理解しています。

あくまでも物の管理にだけですが、「なくなったらどうしよう」という感覚には陥りにくくなります。「今あるもので大丈夫」という成功体験を持っているからです。

「出る行為の本質を知ることで不安を克服する」のでしょうね。

 

この、「今あるもので大丈夫」という感覚、たかが物の話ですが、あらゆるものに応用が利くようです。物の管理や、気持ちの管理、取捨選択の技術と経験…「足るを知る」ってことですね。

 

その成功体験の積み重ねから、「ミニマリストは不安から解き放たれる」と考える方が多いみたいです。もっとも、ミニマリストになることに依存する方も少なからずいるようですが…

 

 

まとめると、

不安になる原因は

1.「整え方が分からないから、分かってないから」

物の管理を整えることで、それに関しては

2.「分かるようになる」

ゆえに、

3.「不要な物を買わなくなる、買い物依存から離れられる」

ということ。生活が整っていきます。

 

逆は

1.「何をしたらいいか分からない」

2.「つられてつい買ってしまう(心のブレ)」

3.「以後何かあると物を買って解決しようとする(整え方が買うことのみだと錯覚してしまう)」

本質は整えることなのに、むやみやたらに関係ないものを得ようとしてしまう。

 

ということになります。あくまで筆者の持論にはなりますが、ミニマリストについての理解に繋がれば幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました。