springkunのブログ

日本国内の温泉やストリートピアノ を探し回り、そこでの記録を書いています。

ミニマリストは思う、万年筆っていいものだよ

 

 

どうも、ミニマリスト担当のツジです。

 

筆者最近、万年筆でモノを書くことにハマっています。ぜひ色んな方に使って欲しい。今回はミニマリスト抜きにそんな紹介がしたく記事の執筆を決めた次第です。

 

①ボールペン、鉛筆と根本から違う質の筆記具

②歴史と多様性のある、オーパーツと言ってもいいくらいの多様性を秘めた筆記具

③今は安価で使える

 

こんな視点でご紹介いたします。ぜひぜひ。

 

 

ボールペン、鉛筆とは根本から違う

結論から申し上げると、「筆圧を最も使わない筆記具」ということです。

ボールペンは内部のボール部を回すことでインクを出します。ボール部を回すだけの筆圧が必要になります。

鉛筆、シャープペンは芯を紙に押し付け転写する必要があります。

反面、万年筆は毛細管現象を経て、紙に触れた時点でインクフローが発生します。

シャープペン業界でよくある話ですが、手指の負担を減らすためにグリップや重量バランスを考慮した製品が数多く出ています。イコール、「筆圧をかけることでかかる手指の負担」を示しています。

逆を言えば、筆圧のかからない筆記具は今まで存在しなかったことになります、シャープペンとボールペンにおいては。根本から万年筆は手指にかかる負担が違うのです。

 

もはやオーパーツ、歴史が証明した多様性ある文具

諸説ありますが、万年筆の歴史は100年を超えます。反面、同じインクペンであるボールペンの歴史はまだ100年を超えていません。

現在、最も主流とされるボールペンより古い歴史がありながら、インクペンとしての性能の高さは様々な機関が証明しています。すごいですよね。

次に多様性です。同じペンでインク色を使い分けられるペンは万年筆のみです。(あるいはガラスペン)

ボールペンはリフィルの色次第な部分がどうしてもあります。ペン先まで加味した際に、同じペン先で色を使い分けられるのは万年筆のみです。

一つ気に入ったペンを常に使い続ける、ミニマリストな視点から使える最適解は万年筆。筆者はそう思います。

 

今は安価で買える

とにかく今は安価な高品質品が増えています。これが導入しやすい一つかなと。

オススメを2点紹介します。ニブは両者ともにMをオススメします。インクフローが万年筆の魅力なので。細いの使いたければボールペンで良いと思います。

パイロット社 カクノ

https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/

1000円です。見た目に異論のある方はAmazonで探して透明軸を買うことをオススメします。

とにかくニブ(ペン先)の質が良いです。軽さやペン先の堅牢さもあり、ボールペンから移行する人にオススメできます。パイロット社のものは品質のブレが少なく、失敗が少ないです。見た目を許容できれば即決してもいいくらい。

 

②プラチナ万年筆社 プレジー

https://www.platinum-pen.co.jp/fountain_plaisir.html

前者のカクノがオールラウンダーなら、プラチナのこの万年筆は機能性あるペン。筆者は現在このメーカーのプロシオンを使っています。特徴は大きく2つ。

一つ目に、スリップシール機構。

万年筆は、未使用時でもインクの乾きが問題になります。プラチナのものはこの問題に強い。1年は乾きません。使うことに神経注がないってのはありがたいです。

二つ目に、五角絞りペン先。

万年筆らしさは薄れますが、鉄ペンの硬さを金ペンに近づけるべくして生まれた構造です。しなりが良いです。万年筆は筆圧が低いだけに、繊細な書き味が要求されます。安価な鉄のペン先で金の柔らかさを再現しようとする、面白い企業努力です。

 

ここまで書いて、どの万年筆を用いるか、あるいは万年筆をそもそも用いるかは読者様の判断に委ねられます。

いち万年筆ユーザーとして、ぜひオススメをします。新しいライフスタイルに繋がれば幸いです。