年末年始からはじめるウイルス対策の話その1【ジアイーノ】
皆様はウイルス対策、どこまでご存知でしょうか。
こんにちは、ツジです。
ミニマリスト向けの記事を担当している者になります。今回は、本来のものと少し異なりますが、広義の上での「ライフスタイル」の記事として、明日の飲み会に使える小話をご紹介できればと思います。
今日はコイツの話。Panasonicのジアイーノです。なお、筆者は持ってません。どこまで書いていいのか分からないので、常時次亜塩素酸水が手に入る環境にある、とだけ申しておきます。
というか、次亜塩素酸水についてですね。それだけだと何のこっちゃなので、ウイルス対策について少し触れさせて頂きます。
次亜塩素酸。調べるといろいろ出てきます。殺菌効果があり、飲んでも食品添加物の範疇。耐性菌なし。野菜も洗える。
…怖くね?
一応、謳い文句の通りです。
原理は、タンパク質を傷つけること。細胞膜、DNAを傷つけるので菌を殺せるということ。そして、有機物に反応する。
菌を見つけてDNAを傷つけたあとは、水に戻る反応を起こします。だから、存在する限り菌を殺し続けるわけではないので人体への影響もないというわけです。
菌を見つけて傷つけるという根本的な性質なので、耐性菌がありません。等しく殺菌します。ノロも、インフルも。移ったら危険なものにも軒並み効きます。
また、人体の白血球が同じ原理になります。身体で生成できるものなので、体を滅ぼさないというのは納得ですね。…飲んだところで、せいぜい喉のあたりの菌を殺して胃液でオジャンですね。
言い換えれば、体内の免疫機能と同等のものを噴霧して空間中にバラまくもの、それがジアイーノとも言えますね。
すごいですね。ぶっちゃけコレあればだいたいいける。使用レビュー、あるいは筆者が実際に使ってる環境や、使ってる方に尋ねたところでも、「感染症の罹患率が劇的に下がった」「とりあえず撒いとけばいい」くらいのお話も伺えました。
筆者はうがい、靴の消臭なんかも使います。菌を殺す作用なので。靴の臭いは雑菌ですし、口腔ケアも雑菌対策がメインなので、効果テキメンでした。
お買い求めの方はこちら。
ここからは余談であり、筆者の触れたかったことになります。ミニマリストっぽく、
じゃあアルコールとかピューラックスいらなくね?
あれ濃度で殺すという力こそパワーみたいなやつですしね。
もちろん必要です。ただ、用途上次亜塩素酸水が普段使いに便利って話ですね。
まずアルコールについて。
75%以上で高い殺菌力を発揮します。だから焼酎でうがいして殺菌とかやらないでください。見てて汚いしただの酔っ払いです。
これも濃度の話になりますが、アルコールの場合、菌を根絶やしにするイメージですね。もちろん、皮膚の刺激も強いですし、ドラッグストアに売ってる消毒用エタノールを飲んだらどうなるかくらいのお察しはつくかと思います。
また、健康な皮膚に適切な量を用いればウイルス対策になりますが、度を越すと必要な常在菌を皆殺しにして皮脂のバリアまで破壊します。
扱いが難しいですね。ゆえに、人体というか、調理器具とかトイレとか物への用途の方が圧倒的に多いです。濃いですからね。また、ノロウイルスはアルコールへの耐性を持つことで有名ですね。
次にピューラックスやミルトン、次亜塩素酸ナトリウム。
アルコールと違い、ノロウイルスに効きます。
コイツも殺菌作用があります。というか化学兵器レベルです。
もとになる塩素は、常温下では気体で存在します。ゆえに、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で反応させた「次亜塩素酸ナトリウム」がよく消毒や漂白に用いられます。
コイツも扱いが難しくて、服は変色させるわ肌溶けるわ金属も溶かすわ飲んだら即病院送りだわでなかなかクレイジーです。筆者も服何着かダメにしました。ノロですらコイツには勝てません。専ら、そういう協力な消毒用途です。
万一、皮膚に触れることを考えるとアルコールの方が扱いやすくはあります。まぁピューラックスはかなり薄めては使いますが。
ここでお気づきの方もいるかと思います。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水ってどう違うの?あるいは次亜塩素酸ナトリウムを水で埋めれば次亜塩素酸水みたく使えるんじゃね?ナトリウム?塩じゃん。
大きな間違いです。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水はそもそも別物質です。それでいえば、水酸化ナトリウムと塩化ナトリウムも別物です。(劇薬の)苛性ソーダと(食用の)塩は同じ物質とは言いません。
それに、どちらも化学反応を用います。水素と酸素をペンパイナッポーアッポーペンすれば水にならないというのはおわかりだと思います。あれは燃焼という化学反応で水になりますし、逆にする場合、電気分解が必要になります。H2とO2を混ぜたらただのH2とO2です。
早い話、ジアイーノとピューラックスは別物です。どちらも塩素を含み殺菌作用を持ちますが、働き方がまるで違います。
もしお買い求めの際は、用法、用量を守って正しくお使いになられることを強くお薦めします。間違ってもピューラックスを加湿器でばら撒いて、なんちゃってジアイーノとかやらないでください。バイオテロです。
読んで頂いている皆様のご健康をお祈りしております。